大規模修繕工事(マンション)

古いマンションの写真

 今後の修繕費用を抑えるためには、足場をかける回数を減らすことが一番肝要です。そのため高城塗装店では、壊れにくく長持ちする施工を実施しております。例えば地震の衝撃を和らげるような材料を使用します(既存の材質のものと置き換えていくイメージです。)

 ※修繕費用もご負担にならないように、工事を分割で行うことも可能です。
  詳細はご相談ください。

1.大規模修繕(マンション改修)のポイント

大規模修繕工事が絶対に必要な理由

頑丈な造りではありますが、マンションにもやっぱり寿命があります。人間の体と一緒で、軽症の時は治療費は安く済みますが、末期癌のような状態になりますと費用が多くなってしまいます。
 鉄とコンクリートの塊のマンションも、雨風や直射日光の影響を受けて、少しずつ経年変化が進みます。こうした経年劣化による影響をできるだけ抑え、建物を長く安全に使っていくために、定期的に建物をメンテナンスする必要があります。建物を守る上でとても重要ことは、コンクリート内部の劣化を抑制することです。コンクリートの内部には鉄筋があり、これがさびると建物の強度が弱くなります。
 
 通常は空気に触れる建物の外部から内部にゆっくりと変化が進んでいくのですが、ひび割れや防水層の亀裂などがあると水や空気がコンクリート内部に入り込み劣化が進行してしまいます。こうした内部に至る深刻な劣化を予防するためには、劣化が軽度のうちに発見し、直すことです。大規模修繕工事では、壁の補修などで足場を設置します。その際に、足場が必要な工事をいろいろとまとめて行うため、結果として大掛かりな工事になります。
 そして、大規模修繕工事を適切な時期に行うことは、マンションの資産価値の低下を防ぐことにも繋がります。経年劣化は放置すればするほど酷くなるため、適切に大規模修繕工事をしてきたマンションとそうでないマンションでは、年数が経つにつれて見た目や快適性の面で差が広がります。

 さらに、防犯設備の強化やバリアフリー化など新しいライフスタイルに対応した改修工事も、快適性の向上に伴い資産価値を高めて、集客力のアップにつながります。

2.大規模修繕(マンション改修)の周期と回数

 高城塗装店では、大規模修繕工事を実施する時期や回数はマンションの劣化状況に応じて、実施するかどうかを判断します。
 目安となる周期は、一般的には12~15年周期だと言われています。これは、国土交通省が発表している「長期修繕計画作成ガイドライン」で示されていることが理由のひとつです。また、新築時の建材の保証期間が10年程度で設定されているケースが多いことも理由の一つです。

 近年は材料もよりよく進化しています。例えば、大規模修繕工事の際に耐久性や防汚効果に優れた塗料や部材を用いることで、次回の修繕までの周期を15年・18年(上記と比べて約5年前後)と延ばし、長い間のトータルコストを抑えることができます。

3.大規模修繕(マンション改修)の際の工事内容

仮設工事

 まず仮設工事として足場を組み上げます。仮設工事では足場や現場事務所など仮設の設備などを設置することもあります。 工事をしやすいように、そのお家・そのお家に合わせて組み上げるのも「マンション改修・修繕工事」の技術の1つなのです。また足場の周囲を覆うメッシュシートには塗料の飛散防止や落下物防止といった役割があります。いずれも工事の品質を確保するためには欠かせない大切な設備です。

※ただし、一般の方が足場に登ってしまうと転落などの危険も伴いますので、施工期間中でも足場に登ったりしないでくださいね。また、子供さんたちが遊んで怪我をされたりすることにも気をつけてくださいね。 高城塗装店では、足場の入り口付近に「注意看板」を設置することもございます。

3-1.シーリング工事

シージング剤の充填
固まるまでお待ちください

 窓や外壁のつなぎ目やサッシ廻りに使用されることの多いシーリング材は、基本的には伸縮性のあるゴムのようなものなので、年数が経つことで硬化してひび割れやすくなります。
 白アリ、そして雨水やほこりなどの汚れはほんのわずかな隙間からも侵入してしまいます。ぱっと見、異常が無いように感じられても、サッシと壁の間や外壁の目地のわずかな隙間が雨漏りの原因になるケースも珍しくありません。

 また、足場が必要になるため、大規模修繕工事の際に一緒に新しく打ち換えると、足場代が節約できます。つなぎ目のシーリング材を新しくすることで躯体や室内への雨水等の侵入を防ぐほか、建物の気密性が高まり、断熱性の向上も期待できます。

3-2.タイル補修工事

①打診検査
②割れたタイルを剥がします
③タイルの浮いている隙間に、接着剤を注入します
④穴を塞ぎます
⑤撥水剤を塗って完成です

 時が経つにつれて、しっかり接着されていたタイルも、下地から浮いたり、ひび割れてしまいます。その状態を放置しておくと、ひびから侵入した雨水がコンクリートを崩して雨漏りの原因になります。また剥がれたタイルやコンクリートが落下し通行人に危険が及ぶといった事故が起きてしまします。

 大規模修繕工事では、熟練の職人が足場にのぼって全面のタイルの状況を打診や目視によって確認し補修していきます。耐久性や防水性が回復するのはもちろん、安全の確保にもつながります。また、見た目も美しくなります。

3-3.塗装工事

マンションの手すり壁を塗装します
マンションの外壁を塗装します
マンションの雨樋を塗装します
マンションの付帯部を塗装します

 塗装には美観のほか、雨水や汚れからマンションを守るという役割もあります。劣化が進み下地との接着力が落ちると塗装が剥がれ、その部分から侵入した雨水などがコンクリートを徐々に傷めていきます。

 マンション修繕工事では、まず下地と塗料との付着力を確認します。下地によって処理が異なります。適切な処理をしないと外壁にダメージを与えてしまうことがございます。
 付着力に問題がない場合は上から塗り重ねますが、付着力が弱い場合には現状の塗料を除去してから新たに塗装をしなおします

3-4.爆裂補修

補修の左官工事です
主にポリマーセメントを使用します
徐々に復元します
補修完了です

 これはコンクリートの劣化症状のひとつであり、「爆裂」(正式名称は「鉄筋爆裂」)と呼ばれています。爆裂を放置してしまうと、建物の景観を著しく損ねるだけでなく、耐久性の低下によるコンクリートの崩落の危険もあるため、早急な補修が必要になります。
 小さなひび割れやわずかな膨れを天井等の目線より高い位置で発見したら、できるだけ早く対処することをお勧めします。

3-6.鉄骨階段

塗装の前のサビ落とし
付属の箇所の塗装です

 アパートやマンション、工場や倉庫等人の出入りが多い場所では見かけることの多い鉄骨階段ですが、その多くが残念ながら錆びてしまっている印象があります。
 これはメンテナンスを怠っているわけではなく屋外であるがゆえに錆びやすく、不特定多数の人が触ることで塗膜が剥がれてしまうことが原因とも考えられます。

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