こんにちは。高城塗装店の代表親方の小早川です。
こういうのを見かけること多いと思います。この写真ですが、一定の幅で塗膜が無くなっている部分と残っている部分が見受けられます。
なんだと思いますか??
不思議に思ったことありませんか?
お客さんから何度も聞かれたことがあります。
これは膜厚です。塗装の膜厚が厚い部分と薄い部分の差です。密着させるなど下地が大事なのは当たり前なのでしっかりやっている前提の話になります。
塗装も10年もつのに必要な厚み、塗料ごとに年数も違えば厚みも違います。厚みをどうつけるのかですが、基本的に各塗料ごとに塗布量っていうのが決まっています。例えば1㎡あたり1回塗るのに200ml使ってください。その際に希釈は3%まで可能。など細かく決まっています。上の写真はローラーで塗った際に二回かぶったつなぎの部分が塗膜が残り、1回の部分が無くなっています。ローラーの跡なんです。前に塗装屋さんがどうやったかなどは年数経つとわかりますがうまくごまかされるとプロでもわかりづらい時があります。この塗布量どうやって守って塗装するのかですが、塗膜の厚みは基本鉄でないと測れません。計測方法がないのです。切り取って顕微鏡で測ることもできますが、現実的ではありません。じゃあ、どうやって膜厚を確保するのかですが、うちは基本ダイナミックトップ(外壁の塗料)無希釈で行い、あとは塗料の缶数で見ています。120㎡の家を塗るのに1缶80㎡塗れるとします。1回塗るのに1.5缶必要です。ほかにロスが出ます。ローラーに残ったり缶についているもの、たれてしまったものなどを考え120㎡であれば2回塗りだとすると4缶発注します。それで塗布量を確保していきます。また外壁は模様があります。模様があると表面積が増えます。すると塗布量は増えるのです。各模様に大体の係数があるのでそれで計算します。
ただ10年の塗料を塗れば10年もつそんなことはありませんのでご注意ください。
何か疑問に思ったりしたことありましたら気軽に高城塗装店にお電話ください。