こんにちは、高城塗装店の小早川です。
今回は、外壁タイルの剥離トラブルについて解説しながら、実際の現場対応事例をご紹介します。

外壁タイルの剥離|よくある原因とは?
外壁タイルは美観性・耐久性ともに優れていますが、経年劣化や環境条件により**剥離(浮き・落下)**が発生するケースがあります。特に以下の原因が主です。
① 熱膨張率の違いによる剥離
外壁タイルは、日差しや気温差によって膨張・収縮を繰り返します。
タイル・目地材・接着剤・下地(モルタルなど)は熱膨張率がそれぞれ異なるため、外壁に歪みが生じ、タイル剥離のリスクが高まります。
特に色の濃いタイルは熱吸収率が高く、浮きや剥離の発生率が高い傾向があります。現場でも「濃色タイルは要注意」とよく言われるポイントです。
② 雨水の侵入による剥離
タイル目地や建物のクラックから雨水が浸入することで、タイル裏側の接着力が低下します。
冬場には浸入した水分が凍結し膨張 → タイルを押し出し剥離落下を引き起こすケースが多発します。
特に人通りの多い場所や、建物の駐車場の上などは重大な事故につながる恐れもあるため、早めの点検と補修が重要です。

外壁タイルの補修方法
現場調査の結果、今回の建物では以下の方法で補修を行いました。
タイル保護:目地の撥水処理・塗装
タイル目地部分に撥水剤や専用塗装を施し、雨水の侵入を抑えます。
これにより防水性が大幅に向上し、剥離リスクの低下が期待できます。
浮きタイル補修:エポキシ樹脂注入工法
剥離までは至っていないものの「浮き」が確認された箇所は、エポキシ樹脂を注入して圧着補修。
この方法は外壁の解体が不要で、タイルの耐久性を復活させる補修として有効です。
剥離タイル補修:タイル貼替え
すでに落下・剥離していた箇所についてはタイルの貼替えを実施。
同一品番のタイルが生産終了しているケースも多く、近似タイルを選び、見た目にも違和感がないよう仕上げました。
【現場対応】人通りの多い場所は緊急処置が最優先!
今回の建物はタイルの真下が駐車場+歩行者の往来が多い場所だったため、発見後すぐに仮養生と緊急補修を行いました。
現在は建物全体の外壁改修工事計画をオーナー様と相談中です。
💡外壁タイルの浮き・剥離は、早期発見・早期補修が建物を守ります!
高城塗装店では外壁診断から補修工事まで一貫対応。タイルの剥離や浮きが気になる方は、お気軽にご相談ください。
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