【階段塗装前の注入工事・コンクリート浮き】

コンクリート階段の塗装前に下地を直していきます。今回はあまり見られない注入工事を紹介します。

浮いているカ所にドリルで穴をあけます。浮いている部分が多かったため、穴の数も多くなります。生コンで打設した後に左官で仕上げていくので生コンと左官の層で剥離するか、鉄筋が錆びて爆裂したり、沈下や地震などでも起きますね。振動が多いところも起きやすいです。(主要道路や、電車、新幹線の近くなど)

あけた穴の埃を除去します。これはエアダスターを使います。

注入していきます。中までしっかり樹脂を詰めていきます。この際、やる場所に適した状況や注入材の粘度によって材料を選定します。

今回左官で直してもまた同じことが繰り返されてしまうことが考えられるため、費用をおさえる部分補修にて対応。今回の部分補修のメリットは金額です。デメリットは完全には直しきれないということ。ただこれだけ穴数多ければ大丈夫だと思いますが。メリットとデメリットをきちんと理解していただき、施工することが大切です。予算や、今後の考え方で直し方は変わります。高城塗装店では常に自分が次に直す時のことを考えるようにしています。

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